新築を建てたばかりのお客様より、各部屋5カ所にエアコンを取り付けてほしいとのご依頼を頂きました。
お客様のこだわりもあるお洒落な住宅で、希望の配置も考慮した上での取り付けとなりました。
今回は5台中4台が新規取付、残りの1台は旧居から取り外したものを移設するといった内容になっております。
今回の場合は、新築工事の際にあらかじめ配管穴が設けられている状態です。
このような場合はその穴が基準となりますので、配管方法と室外機の配置場所は概ね自動的に決まってくるので、すぐに取付作業に入る事が出来ます。
配管穴が無い場所に取付を行う場合は、配管穴を開ける作業から入りますので、事前に取り付けたい位置から配管を通したい位置を決め、壁の内部の下地や構造を確認し、穴を開けられる状態であるかを判断する必要があります。間違った位置に穴を開けてしまいますと、穴を貫通させる事ができなかったり、建物の強度や機能に支障をきたしてしまう事もあり、配管ができなくなってしまうので、慎重に進めなければなりません。
早速配管作業を始めていきます。今回は取付位置の関係で配管の露出が多くなってしまいますので、安定性と配管の保護、そして見栄えも良くなるようにスリムダクトを使用していきます。色はそれぞれの取付位置の外壁に合わせ、黒とグレーで使い分けました。室内機側の接続位置と室外機の接続位置までの距離をバランスよくとり、無駄なく見栄えの良さを意識して配管していきます。
穴に通してカバーに収めるという一見簡単な作業に思えますが、デリケートな配管を折らないように上手く曲げながら同時に電線、ドレンホース(室内機内部の水を排出するためのホース)の勾配をとりながら通し、更にスリムダクト内に収めていかなければなりません。これがなかなか思うように収めるのが難しい作業です。
ただしこれを怠ると、ガス漏れや水漏れの原因となり、エアコンが正常に動作しなくなりますので、とても重要な作業です。
今回は情報量が多くなりすぎる関係で一部内容を省略させていただきますが、配管作業が終わったらそれぞれの室内機・室外機共に設置位置の割り出しから取付、配管接続の流れで取り付けていきます。
全て接続が終わったら、試運転をして異常がないかを確認して、問題がなければ完了です。
今回は途中工程の掲載を大幅に省略しましたが、実際は細かな作業・チェックを入念に行いながら、しっかりと取付しています。
今回の様な複数台同時取付や1台のみの取付はもちろん、「既存のエアコンを別の部屋に移設したい」、「機器はあるので取付だけを依頼したい」といった内容でも喜んでお受けいたします。
取付後のアフターケアもしっかりと行っておりますので、安心してお任せください。